ハーヴェステラ攻略wiki【HARVESTELLA】

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星を継ぐ者

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  • 1. 匿名

    <星を継ぐ者>
    「来てくれて ありがとう。
     ○○。」
    「今日は 私の意識についての続き。
     仮説…… というか
     私の考えを聞いてもらいたいの。」
    「あれから 一人で考えていたのだけど……」
    「やっぱり どれだけ考えても
     既知の自然法則や 物理法則では
     説明をつけられなかったわ。」
    「完全に体の機能が停止した
     状態からの復活なんて
     どう考えても 不可能なのよ。
    「神話でもなければね。」

    @でも アリアは生きてるよ。
     やっぱり 幽体離脱?

    「そう…… 私は生きてる。」
    「その事実に 向き合わないと
     いけないのよ。」
    「たとえば……
     ディアンサスも言っていた
     ”魂” なる物質の仮定ね。」
    「自分で言っていて 頭が痛く
     なりそうだけど……
     ひとまず 話を聞いてちょうだい。」
    「この間 幻影城に行った時……
     実はこのポッドについて
     少し 調査をしてみたの。」
    「このポッドが 一体どのようにして
     落下したのか…… ということをね。」
    「あんたも その時のこと
     覚えているでしょ?」

     たしか シーズライトが光って……。
    @もう忘れた。

    「呆れた…… と言いたいところだけど
     もう随分と 前のことだものね。」
    「このポッドが 落下した日は
     シーズライトの励起が起きた日だった。」
    「その励起は ガイストによる
     実験だったと 今の私達は
     知っているわけなんだけど……」
    「このポッドが落下した原因も
     その実験にあったのよ。」

    @つまり ガイストのせい?
     ガイストの計画だった?

    「結果的にはね。」
    「ガイストが 計画して
     このポッドを落下させた
     わけではないの。」
    「ポッドの落下は
     あくまで 励起実験の際に
     発生した 不測の事態だった。」
    「記録では…… あの励起の日
     計測不可能なほどの 大規模な波動が
     シーズライトから 発せられている。」
    「電磁パルスか マイクロウェーブか……
     いずれにせよ シーズライトの異常により
     発生した落下事故だったのよ。」
    「そもそも このポッドはね。
     月の揺り籠で 私という検体を
     保護しておくために 造られた物みたい。」
    「レッドクイーンと接触した
     唯一の人類であった 私は
     貴重な研究材料だったから。」
    「だから 他の人達が入ってる
     ハイバネーション装置とは 異なる
     このポッドに入れられた。」
    「そして 空間転移機能が
     ついていたのも その研究のため。」
    「ロストガイアの座標が 判明したら
     私の検体ごと このポッドで
     転移する予定だったらしいわ。」
    「私の検体を ロストガイアに
     持っていくことが 死季解明の端緒に
     なると 思われていたから。」
    「さしずめ 私専用の
     空飛ぶ研究室……
     ってところかしらね。」

    @羨ましいな。
     なんて勝手な……。

    「そうか……?
     ほとんど 実験動物扱い
     だと思うけど……」
    「ともかく このポッドの落下は
     ガイストの励起実験の結果よ。」
    「そして 私のバイタルデータも
     その励起実験の瞬間まで
     記録されている。」
    「私の脳波は…… ガイストの励起実験が
     始まるその瞬間まで 沈黙していた。」
    「ここまでが そこのコンソールに
     残っていたデータからわかる記録。」
    「ここから先は あんたにも
     協力してほしいんだけど……。」
    「このポッドが レーテに落下した時……
     私は どんな様子だった?」
    「覚えている範囲で いいから
     教えてちょうだい。」

     たしか あの時アリアは……。

    「レッド……イーン……
     このま…… で……」

     苦しそうだった……かな?
    @なにか 喋っていた気がする……。

    「……やっぱりね。」
    「ということは このポッドが地表に
     落着したときには
     私の意識は ”すでに蘇っていた”。」
    「逆説的にいえば……
     私の意識は ”ポッドの落下時”に
     蘇ったということになる。」
    「これはわかるわね?」

    @落下の衝撃で目覚めたの?
     落下の前後で なにかが起きた……。

    「答えを焦らないで。」
    「おそらくだけど それは違う。
     物理的な手段で 解明できないと
     言ったでしょう?」
    「私は こう考えた。」
    「ポッドの落下前後に 起きていた
     とある異常な現象が…… 私の意識が
     蘇った原因なのではないか……と。」
    「その観点で 考えればね。
     あるのよ。
     これ以上ないくらいの 異常現象が。」
    「ガイストの 励起実験が
     行われたのは そもそも
     なんのためだったか 覚えている?」

    @星を破壊するため。
     星の記憶領域に至るため。

    「それは 当初の目的じゃ
     なかったでしょ。」
    「彼の元々の目的は
     星の記憶領域への扉を
     開くためだったわよね。」
    「ガイストは 星の記憶領域に
     至るために シーズライトを
     励起させていた。」
    「そして…… 私たちは
     星の記憶領域が 実在することを
     知っているわよね。」
    「同時に…… 思い出してほしいの。」
    「あの時の シーズライトの励起によって
     リ・ガイアの各地に ロストガイアの
     遺物が 転移してきたでしょう?」
    「それは あの励起実験で
     星の記憶領域の扉が わずかでも
     開いたことの 証左でもある。」
    「これこそ ポッドの落下前後に起きた
     最大級の異常現象だと思わない?」
    「前置きが 長くなったけど
     ここからが 私の仮説。」
    「私の意識は…… もしかしたら
     星の記憶領域に 囚われていたの
     かもしれない。」
    「そして 励起実験で扉が開いた時に
     この身体に 戻ってきたんじゃ
     ないか……って。」

    @やっぱり 幽体離脱だ!
     根拠はあるの?

    「まぁ…… ある意味そうね。」
    「根拠と 言えるかは
     わからないけど……
     少し時系列を 整理してみましょうか。」
    「私の意識が 失われた瞬間は
     レッドクイーンに接触したときだった。」
    「レッドクイーンやシーズライトが
     持つ星核が 星の記憶領域へ至る
     機能を 有しているのだとしたら……」
    「この時に 私の魂のようなものが
     星の記憶領域へ 吸い込まれてしまったと
     考えることが できないかしら。」
    「そして 二千年間 私の意識は
     星の記憶領域に 囚われていて……」
    「ガイストの励起実験で
     星の記憶領域の扉が開き
     この身体に 戻ってきた。」
    「………。」
    「……とまぁ これが私の立てた仮説よ。」
    「なんか 自分で説明していても
     頭が痛くなりそうだけど……」
    「でも……
     リ・ガイアで 目覚めてから
     信じられないことも いっぱいあった。」
    「当時の私では 考えられないほどに
     星と人間の関係性について
     知識も洞察も増えた。」
    「その私が出せる
     今の結論がこれなの。」
    「だから 私はこの仮説を
     オカルトとは笑わない。」

     当たっていると思う。
    @変わったね アリア。

    「そうね。
     自分でもそう思う。」
    「それに ディアンサスも
     言っていたでしょう?」
    「今 わからないものは
     まだ 科学的に解明できていない
     だけだって。」
    「だから きっと……
     星と意識の関係性についても
     科学的に説明できる日が 来ると思う。」
    「というか 絶対にしてみせる。
     私は科学者なんだから。」
    「人間に説明できないものはないの。
     起きる現象に 説明をつけて
     世界を明文化する。」
    「それが 人類という種の
     レゾンデートルだと思うから。」
    「私のこの体験は そのための
     重要な手がかりに なるからさ。」
    「いつか 見つけ出してみせるんだ。
     その法則を。」
    「○○……
     今日は ありがとね。
     話を聞いてくれて。」
    「とりあえず 今日は終わり。
     また何かあれば 手紙を出すわ。」
    「その時には 付き合ってちょうだい。」

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